データのバックアップ(外付けハードディスク)

顧客管理システムでは、サーバー機【親機】にすべてのデータが集まるように出来ています。
そのため、サーバー機でのみデータのバックアップが行えるようになっています。

バックアップの初期設定ではパソコンの中のCドライブが保存先に指定されています。
初期設定のままですと、パソコンが故障した場合にデータを回収することが困難になってしまいます。

バックアップでは、外付けハードディスクを利用することを推奨しています。
保存できるデータ量も十分に確保できますし、パソコン本体が壊れた場合でもデータの回収が容易なためです。
USB接続でもネットワーク接続でも、パソコンで利用できるものであれば大丈夫です。

スペースや電源の問題からUSBメモリをご利用になりたい場合は、十分な容量のあるものを選択してください。
最低でも32GB、できるならそれ以上の大きなものをご用意ください。

パソコンはいつ壊れるかわかりません。
しっかりと設定を行い、バックアップはこまめに実行するようにしてください。

バックアップの起動

バックアップを起動するためには、すべてのクライアント機【子機】を終了する必要があります。
子機が終了していない場合、バックアップは起動しません。

子機を終了後、サーバー機【親機】を終了すると、自動的にバックアップが起動します。

Dream Powerを1台でご利用になっている場合は、終了するだけでバックアップが起動します。

バックアップの設定

縦長のバックアップ画面が起動すると、各システムの名前とアイコンがあります。
アイコンにはチェックボックスが付いていますが、チェックのあるシステムのみ、バックアップが取得されます。
設定したいシステムのアイコンをダブルクリックすると、右側に設定画面が広がります。

バックアップの設定は各システムごとに独立しています。
そのため、システムそれぞれにバックアップは設定しなければなりません。

バックアップの設定手順は同じなので、ここでは例として顧客管理システムの設定方法をご説明いたします。

バックアップの設定例:顧客管理システム

【編集】と【保存】

設定画面の一番下にある【編集】ボタンを押すことで、内容の変更が出来るようになります。
変更が終わったら、最後に【保存】ボタンを押すことで変更内容を保存することができます。

バックアップグループ名

初期設定では【顧客管理システム】になっています。
バックアップのデータを保存するためのフォルダ名として利用されます。
変更する場合には、項目名【バックアップグループ名】をクリックしてください。
ここは初期状態から変更する必要はありません。

バックアップ元

バックアップとして取得するフォルダやファイルが選択されています。
追加する場合には、項目名【バックアップ元】をクリックしてください。
削除する場合には、消したい項目にチェックを入れて、【削除】ボタンを押してください。
顧客管理システムの保守やお引越しなどに必要な情報は、初期状態で設定されています。
ここは初期状態から変更する必要はありません。

バックアップ先

初期設定では【C:¥】になっています。
パソコン本体に内蔵されたCドライブのことです。
Cドライブのままですと、バックアップを取得してもパソコンが壊れたらデータの回収ができなくなってしまいます。
そのため、外付けハードディスクを用意して新しいバックアップ先として設定することを強くおすすめします。

追加する場合には、項目名【バックアップ先】をクリックしてください。
削除する場合には、消したい項目にチェックを入れて、【削除】ボタンを押してください。
バックアップ先が2ヶ所以上指定されている場合、何度もバックアップを繰り返すことになります。
通常は1ヶ所で十分だと思いますので、外付けハードディスクなどに設定したときはバックアップ先の数も確認するようにしてください。

世代管理

初期状態では世代管理を行うように設定されています。
世代管理は【日時毎:10世代】と【月毎:3世代】が同時に行われます。

日時毎:10世代

毎日1回バックアップを実行した場合、10日分のバックアップデータが保存されます。
11日目のバックアップでは、一番古いバックアップデータが自動的に消去されます。
常に過去10回分のバックアップが保存されることになります。

ただし、1日に何回もバックアップを実行してしまうと、その分、古いバックアップデータが自動削除されてしまいます。
あまり1日などの短時間でバックアップは繰り返すことはおすすめしません。

月毎:3世代

毎月、最初にバックアップを実行した時に実行されます。
そのため、月の最初のバックアップでは日時毎と月毎の両方が実行されます。
当然、バックアップに必要な時間も倍になりますので、ご注意ください。
3ヶ月分まで保存され、4ヶ月目を実行した時に一番古いバックアップデータが自動削除されます。

バックアップが出来ていない場合に確認すること

a. バックアップを起動した画面で、各システムのアイコンのチェックボックスがオフになっている場合。

このチェックボックスがオフになっていると、そのシステムのバックアップは行われません。
バックアップを取りたいときは、ちゃんとチェックボックスがオンになっていることを確認してください。

b. 外付けハードディスクの電源が入っていない、もしくは認識されていない場合。

外付けハードディスクがコンピュータ(マイコンピュータ)からも操作できることを確認してください。

c.  設定した【バックアップ先】がまちがっていた場合。

USB接続の外付けハードディスクやUSBメモリを利用した場合、抜き差しして、いつもとはちがうUSBに挿しこんだりするとドライブ名が変更されてしまう場合があります。
この場合もコンピュータ(マイコンピュータ)で認識されているドライブ名と、バックアップで設定されているドライブ名などを確認してください。